3e1f19d2.jpg2008年4月27日の日本経済新聞の一面トップ記事は「小麦高騰 コメで代用」であった。
なんでカタカナなんだろう?と思ったが「米で代用」だと「アメリカ産で代用」と思われてしまうからかな?(^^;

さて、内容は農林水産省が小麦粉の代替原料として米粉の増産支援に乗り出す、というもの。補助金を検討しているようだ。

しかし、現状では米粉は小麦粉よりも五割ほど高いようで、簡単に移行することは難しい。

こちらのサイトを参考に見てみると
http://www.foodpanic.com/index2.html
米の自給率は100%だが、中華麺はなんと3%である。

今は、小麦粉高騰でラーメン店の値上がりが報道されているが、その裏には小麦粉の供給が日本国民の需要に追いつかなくなる可能性もあるのだ。

私も「年間800杯」なんて言ってる場合ではない。むしろ、小麦粉が入らなくなってしまったら非国民扱いされてしまう可能性だってある。ほどほどにしておかないとヤバイかも?

そんな時に時代の先を行く「麺屋武蔵」である。この新聞記事を読んだのかどうかはわからないが、早速やってくれた。限定とは言え、米粉を使った「冷やし米粉麺」の登場である。

しかし、中華麺というのは「小麦粉とかん水で作られた麺」と言われているがそれが小麦粉ではなく米粉になってしまったら、中華麺ではないのではないか?

まぁ、「ボーダレス」が叫ばれて久しいラーメン界。そんなことでラーメンと呼ぶ呼ばないなんてことは、おそらくないであろう。「ラーメン店が出していればラーメン」なんだと思う(笑)。

話があっちこっち行ってしまったが「米粉」の登場だ。と言っても珍しいモノではなく、タイ料理やベトナム料理ではよく使われる。ところがこれがまたややこしいのだが、向こうの米と日本の米の成分や特徴というのはかなり違っており、麺にして使うにはいろいろ研究が必要なのではないか?と言われている。

そんな中での「麺屋武蔵」の限定だが、なかなか良くできている。スープや具材の仕掛けや作り込みは素晴らしい。しかし、やはりもうちょい麺の改良が必要ではないかと思う。

麺屋武蔵青山でも次回の限定あたりで米粉麺を使うらしい。
果たして「米粉麺」は普及するのだろうか?(^^;


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